ネットの普及とDSD

Nobsound Q3 DAC D/A コンバーター デコーダー USB/同軸/Opt ヘッドフォンアンプ ヘッドアンプ

 

さて、話がすこし戻りますが、DSDの音質の良さについて若干補足をしておきます。まずCDです。一応現在でも主流と言えるのがデジタルCDのリニアPCMという音声記録技術ですが、これは縦軸に量子化ビット数、横軸にサンプリング周波数のグラフにアナログ波形を写すような理論で符号化します。

 

音源がハイレゾだと、当然グラフは細かくなりますが、アナログ波形に近くなっても、細かく見ると階段状(ギザギザ)のデータなのです。

 

ところがDSDなら、量子化ビット数は1bitで、サンプリング周波数も2.8MHzまで高まります。更に、グラフに刻まずに、データの粗密で信号の記録をするのです。つまり、アナログ波形の高低変化が大きいと信号密度が高くなり、変化が小さいと密度が低くなるのです。

 

また、DSDはデジタル記録なのに、アナログ記録に極めて近い記録が可能な方式とされており、ハードウェア上の再生周波数帯域は100kHzまでとなっています。つまりCDより間違いなく音がいいわけです。

 

こうなると問題はどうしたら手軽にDSD音源を楽しむことができるか?ということになります。一番大きいのは、音楽データは配信サービスから購入することができるようになったことです。そして一番手軽な利用方法は、フリーソフトをパソコンにインストールし、USB-D/Aコンバータを増設することです。

 

ちなみにフリーソフトをパソコンにインストールすれば、それだけで聴くことができるのですが、ただし、PCM形式に変換して出力されてしまいます。これでも音は良くなるのですが、DSD本来の音ではありません。そこで、USB-D/Aコンバータが必要になるわけです。